睡眠時無呼吸症候群の検査から治療までの流れ

「いびきや無呼吸が気になるけれど、何科に行けばいいのかわからない」という方は少なくありません。ここでは検査から治療までの全体の流れを、医科と歯科の役割に分けて整理します。
この記事の要点
- まずは医科(呼吸器内科・耳鼻咽喉科など)で検査を受けます
- 検査は自宅でできる簡易検査と入院して行う精密検査があります
- 重症度に応じて治療法(CPAP・口腔内装置など)が決まります
- 口腔内装置が適応の場合、医科から歯科へ紹介されます
- 歯科では装置の製作・調整を行い、効果を医科と確認します
ステップ1:気づきと受診
次のようなサインがきっかけになります。
- ご家族から「いびきがひどい」「呼吸が止まっている」と指摘された
- 日中の強い眠気、居眠り
- 起床時の頭痛、熟睡感のなさ
- 夜間に何度も目が覚める、トイレに起きる
これらが続く場合、まず医科を受診します。呼吸器内科、耳鼻咽喉科、睡眠を専門とする医療機関などが窓口です。
ステップ2:検査
| 検査 | 場所 | 内容 |
|---|---|---|
| 簡易検査(簡易ポリグラフ) | 自宅 | 指や鼻にセンサーを付けて就寝し、呼吸や血中酸素の状態を記録します |
| 終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG) | 医療機関に1泊など | 脳波・呼吸・心電図などを詳しく記録し、重症度を正確に判定します |
まず簡易検査を行い、必要に応じて精密検査に進むことが一般的です。検査の内容は医療機関によって異なります。
ステップ3:重症度の判定と治療方針
検査では、1時間あたりに呼吸が止まる・浅くなる回数(無呼吸低呼吸指数)などをもとに重症度を判定します。
| 重症度 | 主に検討される治療 |
|---|---|
| 軽症〜中等症 | 口腔内装置、生活習慣の改善、体位の工夫など |
| 中等症〜重症 | CPAP(持続陽圧呼吸療法) |
| 原因が明確な場合 | 耳鼻科的な治療(扁桃肥大など) |
どの治療を選ぶかは医科が判断します。口腔内装置とCPAPは重症度によって適応が異なります。
ステップ4:歯科での装置製作(口腔内装置が適応の場合)
医科が「口腔内装置が適している」と判断すると、歯科へ紹介されます。歯科では次を行います。
- お口の状態の診査(装置を支えられる歯があるか、顎関節の状態など)
- 歯型・噛み合わせの記録
- 装置の製作・装着・調整
装置は医科からの紹介があれば保険適用です。詳しくは 口腔内装置は保険適用か|医科紹介が必要な理由 をご覧ください。
ステップ5:効果の確認と経過観察
装置を使い始めたあとは、いびきや眠気が改善したか、装置が合っているかを確認します。必要に応じて歯科で調整し、医科でも効果を確認します。
治療は「装置を作って終わり」ではなく、経過を見ながら続けていくものです。歯の移動や噛み合わせの変化が起きていないかも、定期的に確認します。
治療を中断すると、いびきや無呼吸はもとの状態に戻ります。装置は使い続けることで効果が保たれるため、合わなくなった場合は自己判断で中止せず、ご相談ください。
よくあるご質問
- 睡眠時無呼吸症候群は何科を受診すればよいですか?
- まず医科(呼吸器内科・耳鼻咽喉科、睡眠を専門とする医療機関など)を受診します。検査で重症度を判定し、治療方針が決まります。口腔内装置が適応の場合は歯科へ紹介されます。
- 睡眠時無呼吸症候群の検査はどのように行いますか?
- 自宅でセンサーを付けて行う簡易検査と、医療機関で脳波や呼吸などを詳しく記録する終夜睡眠ポリグラフ検査があります。まず簡易検査を行い、必要に応じて精密検査に進むことが一般的です。
- 検査後、すぐに歯科で装置を作れますか?
- 医科での診断と、口腔内装置が適応という判断・紹介が前提です。紹介を受けたあと、歯科でお口の状態を診査し、歯型を取って装置を製作します。数回の通院が目安です。
出典
※ 本記事の掲載内容は一般的な情報です。症状や適応には個人差があり、実際の治療方針は診察のうえ判断いたします。費用は2026-09-01時点の税込金額です。
※ 点検日(2026-09-01)は、監修者が記事内容を点検した最新の日付です。内容に実質的な変更があった場合は最終更新日を更新します。
医科で口腔内装置をすすめられた方は、紹介状をお持ちのうえご相談ください。
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- 〒374-0133 群馬県邑楽郡板倉町岩田2367-8
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- 群馬県邑楽郡板倉町岩田2367-8/バリアフリー設計・キッズルーム完備
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