CPAPと口腔内装置の違い|どちらが適応になるか

睡眠時無呼吸症候群の代表的な治療に、CPAPと口腔内装置があります。どちらが優れているというものではなく、重症度によって適応が異なります。それぞれの仕組みと違いを整理します。
この記事の要点
- CPAPは空気を送って気道を広げる装置。中等症〜重症で用いられます
- 口腔内装置は下あごを前に保つ装置。軽症〜中等症などで検討されます
- どちらを選ぶかは医科が重症度をもとに判断します
- 口腔内装置は携帯しやすく、電源が不要という利点があります
- CPAPは効果が高い一方、装着感や持ち運びが負担になることがあります
2つの治療の比較
| 項目 | CPAP | 口腔内装置 |
|---|---|---|
| 仕組み | 鼻マスクから空気を送り、気道を広げる | 下あごを前方に保ち、気道が狭くなるのを防ぐ |
| 主な適応 | 中等症〜重症 | 軽症〜中等症など |
| 装置 | 本体・マスク・チューブ | マウスピース型(歯にかぶせる) |
| 電源 | 必要 | 不要 |
| 携帯性 | 持ち運びに荷物が増える | 小さく持ち運びやすい |
| 製作・導入 | 医科で導入 | 医科の紹介を受けて歯科で製作 |
| 保険 | 条件を満たせば適用 | 医科の診断・紹介があれば適用 |
適応は医科が判断します。重症度、体の状態、生活スタイルなどを総合して決まります。
CPAPの特徴
CPAP(持続陽圧呼吸療法)は、就寝時に鼻マスクを装着し、機械から一定の圧力の空気を送り込む治療です。空気の力で気道が閉じるのを防ぎます。
- 中等症〜重症で高い効果が期待されます
- 毎晩の使用と、定期的な医科の受診が必要です
- マスクの装着感、旅行や出張時の持ち運びが負担になることがあります
- 導入・管理は医科が行います
口腔内装置の特徴
口腔内装置は、上下の歯にかぶせるマウスピース型の装置で、下あごを少し前方に保つことで気道を確保します。
- 軽症〜中等症などで検討されます
- 小さく、電源が不要で、持ち運びやすい
- 装着直後は違和感や、朝の顎のだるさが出ることがあります
- 長期使用で歯の移動や噛み合わせの変化が起こることがあり、定期的な確認が必要です
- 医科の紹介を受けて歯科で製作します
どう選ぶか
選択の中心は重症度です。重症であればCPAPが優先されることが多く、軽症〜中等症では口腔内装置が選択肢になります。
そのほか、次のような事情も考慮されます。
- CPAPが合わない・続けられない場合に、口腔内装置を併用・検討することがあります
- 出張や旅行が多く、携帯性を重視したい
- お口の状態が装置に適しているか(歯の数、顎関節の状態)
いずれも最終的な適応は医科が判断します。歯科は口腔内装置の製作を担います。
板倉町・館林周辺での口腔内装置
石山歯科医院は群馬県邑楽郡板倉町にあり、日本睡眠学会の歯科専門医が在籍しています。CPAPを使っていて口腔内装置も検討したい方、医科で口腔内装置をすすめられた方のご相談をうかがえます。
まだ検査を受けていない場合は、まず医科での検査をご検討ください。検査から治療までの流れは 睡眠時無呼吸症候群の検査から治療までの流れ をご覧ください。
口腔内装置のリスク・副作用
口腔内装置(スリープスプリント)のリスク・副作用
- 装着直後は違和感や、朝に顎のだるさ・噛み合わせの一時的な変化が生じることがあります
- 長期に使用すると、歯の移動や噛み合わせの変化が生じることがあります
- 重症の睡眠時無呼吸には適応とならない場合があります
- 歯やあごの状態によっては製作できないことがあります
- 効果には個人差があり、定期的な調整と経過観察が必要です
よくあるご質問
- CPAPと口腔内装置はどちらがよいですか?
- どちらが優れているというものではなく、重症度によって適応が異なります。中等症〜重症ではCPAPが優先されることが多く、軽症〜中等症では口腔内装置が選択肢になります。適応は医科が判断します。
- CPAPが続けられない場合、マウスピースに変えられますか?
- CPAPが合わない場合に口腔内装置を検討することがありますが、重症度によっては適さないこともあります。まず医科にご相談ください。口腔内装置が適応と判断されれば、紹介を受けて歯科で製作します。
- 口腔内装置はCPAPより効果が弱いのですか?
- 重症度に応じた使い分けであり、一律に優劣を比べるものではありません。適応となる範囲で使えば効果が期待できます。効果には個人差があり、医科・歯科で経過を確認します。
出典
※ 本記事の掲載内容は一般的な情報です。症状や適応には個人差があり、実際の治療方針は診察のうえ判断いたします。費用は2026-09-01時点の税込金額です。
※ 点検日(2026-09-01)は、監修者が記事内容を点検した最新の日付です。内容に実質的な変更があった場合は最終更新日を更新します。
口腔内装置が自分に合うか知りたい方は、まず医科での検査をご検討のうえご相談ください。
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- 〒374-0133 群馬県邑楽郡板倉町岩田2367-8
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- 群馬県邑楽郡板倉町岩田2367-8/バリアフリー設計・キッズルーム完備
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