CPAPと口腔内装置の違い|どちらが適応になるか

カテゴリ:睡眠時無呼吸 | 公開日:2026-07-26 | 最終更新日:2026-09-01 | 点検日:2026-09-01 | 監修:石山 雄一(石山歯科医院 院長・歯科医師)

CPAPと口腔内装置の違い|どちらが適応になるか

睡眠時無呼吸症候群の代表的な治療に、CPAPと口腔内装置があります。どちらが優れているというものではなく、重症度によって適応が異なります。それぞれの仕組みと違いを整理します。

この記事の要点

  • CPAPは空気を送って気道を広げる装置。中等症〜重症で用いられます
  • 口腔内装置は下あごを前に保つ装置。軽症〜中等症などで検討されます
  • どちらを選ぶかは医科が重症度をもとに判断します
  • 口腔内装置は携帯しやすく、電源が不要という利点があります
  • CPAPは効果が高い一方、装着感や持ち運びが負担になることがあります

2つの治療の比較

項目CPAP口腔内装置
仕組み鼻マスクから空気を送り、気道を広げる下あごを前方に保ち、気道が狭くなるのを防ぐ
主な適応中等症〜重症軽症〜中等症など
装置本体・マスク・チューブマウスピース型(歯にかぶせる)
電源必要不要
携帯性持ち運びに荷物が増える小さく持ち運びやすい
製作・導入医科で導入医科の紹介を受けて歯科で製作
保険条件を満たせば適用医科の診断・紹介があれば適用

適応は医科が判断します。重症度、体の状態、生活スタイルなどを総合して決まります。

診断は医科で行います。睡眠時無呼吸症候群の確定診断は、医科(呼吸器内科・耳鼻咽喉科など)の検査によって行われます。歯科は、医科の診断と紹介を受けたうえで口腔内装置を製作する役割を担います。気になる症状がある場合は、まず医科での検査をご検討ください。

CPAPの特徴

CPAP(持続陽圧呼吸療法)は、就寝時に鼻マスクを装着し、機械から一定の圧力の空気を送り込む治療です。空気の力で気道が閉じるのを防ぎます。

口腔内装置の特徴

口腔内装置は、上下の歯にかぶせるマウスピース型の装置で、下あごを少し前方に保つことで気道を確保します。

どう選ぶか

選択の中心は重症度です。重症であればCPAPが優先されることが多く、軽症〜中等症では口腔内装置が選択肢になります。

そのほか、次のような事情も考慮されます。

いずれも最終的な適応は医科が判断します。歯科は口腔内装置の製作を担います。

板倉町・館林周辺での口腔内装置

石山歯科医院は群馬県邑楽郡板倉町にあり、日本睡眠学会の歯科専門医が在籍しています。CPAPを使っていて口腔内装置も検討したい方、医科で口腔内装置をすすめられた方のご相談をうかがえます。

まだ検査を受けていない場合は、まず医科での検査をご検討ください。検査から治療までの流れは 睡眠時無呼吸症候群の検査から治療までの流れ をご覧ください。

口腔内装置のリスク・副作用

口腔内装置(スリープスプリント)のリスク・副作用

  • 装着直後は違和感や、朝に顎のだるさ・噛み合わせの一時的な変化が生じることがあります
  • 長期に使用すると、歯の移動や噛み合わせの変化が生じることがあります
  • 重症の睡眠時無呼吸には適応とならない場合があります
  • 歯やあごの状態によっては製作できないことがあります
  • 効果には個人差があり、定期的な調整と経過観察が必要です

よくあるご質問

CPAPと口腔内装置はどちらがよいですか?
どちらが優れているというものではなく、重症度によって適応が異なります。中等症〜重症ではCPAPが優先されることが多く、軽症〜中等症では口腔内装置が選択肢になります。適応は医科が判断します。
CPAPが続けられない場合、マウスピースに変えられますか?
CPAPが合わない場合に口腔内装置を検討することがありますが、重症度によっては適さないこともあります。まず医科にご相談ください。口腔内装置が適応と判断されれば、紹介を受けて歯科で製作します。
口腔内装置はCPAPより効果が弱いのですか?
重症度に応じた使い分けであり、一律に優劣を比べるものではありません。適応となる範囲で使えば効果が期待できます。効果には個人差があり、医科・歯科で経過を確認します。

出典

※ 本記事の掲載内容は一般的な情報です。症状や適応には個人差があり、実際の治療方針は診察のうえ判断いたします。費用は2026-09-01時点の税込金額です。

※ 点検日(2026-09-01)は、監修者が記事内容を点検した最新の日付です。内容に実質的な変更があった場合は最終更新日を更新します。

石山歯科医院について

口腔内装置が自分に合うか知りたい方は、まず医科での検査をご検討のうえご相談ください。

所在地
〒374-0133 群馬県邑楽郡板倉町岩田2367-8
電話番号
0276-82-2222
アクセス
群馬県邑楽郡板倉町岩田2367-8/バリアフリー設計・キッズルーム完備
診療時間
月・火・水・金 9:00〜12:00 / 14:00〜18:00、土 9:00〜12:00 / 14:00〜16:30(受付:平日17:30・土曜16:00まで)
休診日
木曜・日曜・祝日
☎ お電話で相談する 0276-82-2222