他院で入れたインプラントの不具合は、どこに相談すればよいか

カテゴリ:インプラント | 公開日:2026-08-02 | 最終更新日:2026-09-01 | 点検日:2026-09-01 | 監修:石山 雄一(石山歯科医院 院長・歯科医師)

他院で入れたインプラントの不具合は、どこに相談すればよいか

お困りの症状がある場合は、お電話(0276-82-2222)でご相談ください。診療時間:月・火・水・金 9:00〜12:00 / 14:00〜18:00、土 9:00〜12:00 / 14:00〜16:30(受付:平日17:30・土曜16:00まで)

「治療を受けた医院が遠くなった」「閉院してしまった」「不具合が出たがどこに行けばよいかわからない」。他院で治療されたインプラントについても、診査のうえご相談をうかがえます。ただし対応できる範囲は状態によって変わります。何を確認し、どこまでできるのかをご説明します。

この記事の要点

  • 他院で治療されたインプラントも、診査のうえご相談をうかがえます
  • 対応の可否を分けるのはインプラント体の種類が特定できるか骨・歯ぐきの状態
  • まず歯科用CTと口腔内写真で現状を確認します
  • 被せ物のゆるみなど部品の交換で済む場合と、撤去・再治療が必要な場合があります
  • 当院には日本口腔インプラント学会 JSOI専修医が在籍しています

よくいただくご相談

症状考えられること
被せ物が外れた・取れた接着のはがれ、または内部のネジのゆるみ
噛むとグラつく・動く感じがするネジのゆるみ、または骨との結合が失われている
周囲の歯ぐきが腫れる・血や膿が出るインプラント周囲粘膜炎・インプラント周囲炎
被せ物が欠けた・すり減った噛み合わせの力の集中、材料の破損
とくに症状はないが診てもらいたい通院先がなくなり、メンテナンスが途切れている

このうち「ぐらつく」は、原因によって対応がまったく変わります。ネジがゆるんでいるだけであれば締め直しで済むことがありますが、インプラント体と骨の結合が失われている場合は、締め直しでは改善しません。まず原因を切り分ける必要があります。

腫れや膿がある場合は、早めにご相談ください。インプラント周囲の炎症は進行すると骨が失われ、元に戻すことが難しくなります。

対応できる範囲を分けるもの

1. インプラント体の種類が特定できるか

インプラントはメーカーごとに規格が異なり、被せ物や部品(アバットメント・ネジ)には互換性がありません。種類が特定できれば部品を取り寄せて対応できますが、特定できない場合は部品交換ができず、別の方法を検討することになります。

次の資料をお持ちでしたら、ご持参ください。

資料がない場合も、レントゲン・CTでの形状から種類を推定できることがあります。特定できない場合は、その旨も含めてご説明します。

2. 骨と歯ぐきの状態

インプラント体の周囲の骨がどれだけ残っているかによって、使い続けられるか、撤去が必要かが変わります。歯科用CTで骨の量を立体的に確認します。

3. 噛み合わせ

不具合が繰り返し起きている場合、噛み合わせの力が一部に集中していることが原因のことがあります。インプラント単体ではなく、お口全体の噛み合わせを確認します。

受診の流れ

ステップ内容
1. 問診いつ、どこで治療を受けたか、いつから症状があるかをうかがいます
2. 検査歯科用CT・レントゲン・口腔内写真で、骨の状態とインプラント体の形状を確認します
3. 種類の確認お持ちの資料と画像から、インプラント体の種類を特定できるか確認します
4. 噛み合わせの確認お口全体の噛み合わせと、力のかかり方を確認します
5. 対応方針のご説明できること・できないこと、費用と期間をお伝えします

検査で撮影した画像はお見せしながらご説明します。その場で処置を決めていただく必要はありません。説明内容をお持ち帰りいただき、ご検討いただけます。

考えられる対応

状態対応保険の扱い
ネジのゆるみ締め直し・調整自由診療
被せ物の脱離(部品が特定できる)再装着、または被せ物の作り直し自由診療
インプラント周囲の炎症清掃・消炎処置とメンテナンスの立て直し自由診療
骨との結合が失われているインプラント体の撤去を検討。撤去後の治療法を別途ご相談自由診療
部品が特定できない被せ物を作り直す方法の検討、または撤去を含めた選択肢をご説明自由診療

治療期間・通院回数は対応内容によって大きく異なります。ネジの締め直しのように1回で終わるものから、被せ物の作り直しで数回、撤去・再治療を伴う場合は数か月かかるものまであります。検査後に見通しをお伝えします。

項目費用(税込)
インプラント治療 1本あたり365,000円〜

標準的な費用:1本あたり365,000円〜(税込)。インプラント治療は健康保険が適用されない自由診療です。

治療期間の目安:検査から被せ物の装着までおよそ4〜6か月/通院回数の目安:6〜8回程度。 骨を造る処置を併用する場合は、期間・回数・費用が追加されます。

上記は標準的な費用の目安です。必要な処置はお口の状態により異なり、実際の費用は診査のうえお見積りとしてお渡しします。 自由診療の費用は医療費控除の対象になる場合があります。

記載の期間・回数・費用は目安です。お口の状態や全身の状態により異なり、実際の治療方針は診察のうえ判断いたします。

不具合を繰り返さないために

インプラントは天然の歯と違い、むし歯にはなりませんが、周囲の骨が炎症で失われることがあります。これが最も多い脱落の原因です。

通院先がなくなってメンテナンスが途切れている方は、症状がなくても一度状態を確認しておくことをおすすめします。

リスク・副作用

インプラント治療のリスク・副作用

  • 外科手術を伴うため、術後に腫れ・痛み・内出血が生じることがあります
  • 下顎では神経に近い場合に麻痺(しびれ)が、上顎では上顎洞と交通することがあります
  • 骨とインプラント体が結合せず、埋入したインプラントを撤去することがあります
  • 喫煙・糖尿病・骨粗鬆症のお薬などにより、治りが悪くなることがあります
  • 治療後もメンテナンスを怠ると、インプラント周囲炎により骨が失われ、脱落することがあります
  • 骨の量が不足している場合、骨を造成する処置が別途必要になり、期間・費用が追加されます
  • 健康保険が適用されない自由診療です

よくあるご質問

他院で入れたインプラントも診てもらえますか?
診査のうえご相談をうかがえます。ただし使用されているインプラント体の種類や骨の状態によって対応できる範囲が変わります。まず歯科用CTなどで状態を確認し、可能な対応をご説明します。
治療を受けた医院がわからないのですが相談できますか?
ご相談いただけます。保証書や製品カードがない場合も、レントゲン・CTでの形状からインプラント体の種類を推定できることがあります。特定できない場合は、その旨も含めて対応方針をご説明します。
インプラントの不具合の治療に保険は使えますか?
インプラントに関する処置は健康保険が適用されない自由診療です。費用は状態と対応内容により異なるため、検査のうえご説明します。

出典

※ 本記事の掲載内容は一般的な情報です。症状や適応には個人差があり、実際の治療方針は診察のうえ判断いたします。費用は2026-09-01時点の税込金額です。

※ 点検日(2026-09-01)は、監修者が記事内容を点検した最新の日付です。内容に実質的な変更があった場合は最終更新日を更新します。

石山歯科医院について

他院で治療されたインプラントについても、まず状態を確認します。保証書や製品カードをお持ちの場合はご持参ください。

所在地
〒374-0133 群馬県邑楽郡板倉町岩田2367-8
電話番号
0276-82-2222
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